引用元:https://mao.5ch.net/test/read.cgi/usedcar/1335685138/
いいに決まってる、車は金食い虫だし
どっかのお金持ちの息子さんなら話しは別だが
無理してローンなんか組んだら、人生に関わってくるからね
俺の方は逆に初心者は中古って言われてた
すぐこすったり、ぶつけたりするから
ってか、新車買う金もないし、中古買って
いじるのが良かったんだよな…
ダセェ
父は仕事では軽トラだったから、自由に使えた。
自分で初めて手に入れた車はカプチーノだった。
やっぱ新車はイイよ。
道具なのだし。
日本は島国&車検があるから中古でも質はある程度、担保されている。
中古車はオススメ(^-^)v
中古品。
それは新品と対極の存在であり、豊かな現代の日本ではあまり好まれないものである。
他人の手垢や汚れがついた品物は、綺麗好きで潔癖な人々が多いこの国ではマイナスのイメージがあるらしい。
しかし、中古品であれば好きなだけ自分好みにカスタマイズするという楽しみもある。
それは新品にはない魅力だろう。
新車を買って腫れ物に触るように接するより、断然楽しめる。
もちろんその状態は千差万別で、実用に耐えないボロボロのものもあれば、オークションに出回ればかなりの高値になるものまで様々な状態のものが売られている。
花咲まりや(以下、花咲)は、どんな車にするかはもうすでに考えていた。
ペーパードライバーの割には。
看板を見て中古車販売店らしからぬ、変な店名だなと思った。
ただ、そこに描かれていたウサギの絵が可愛らしかったのがせめてものの救いかな。
何気なく車を眺めていると、営業マンと思われる若い男性がやってきた。
営業マン どういった車をお探しですか?
明るい高めの男声がまりやに問い掛ける。
花咲 早くて高性能な車なんかを……あの……できればオートマがいいのですが……高望みし過ぎかしら?
咄嗟にそう答えると、営業マンは微笑んだ。
営業マン それなら、いいのがありますよ。
申し遅れました。
守行(もりゆき)と申します。
と、自分の名刺を差し出した。
守行 いい店名でしょう、脱兎の如しに由来しているんですよ。
ラビット→ウサギ→脱兎、日産の旧名ダットサンの由来だ。
まりやは、慣れた手つきでその名刺を受取った。
守行 今はどんなお車に乗られているのですか?
花咲 免許を取ってから数年ペーパードライバーだったもので、車を買うのは初めてなんです。
守行は愛想よく頷いた。
実際の使用状況から言えば、ほとんど1人か2人で乗るので、一応どんな車でも選べるのである。
彼女の財力から言えば、メルセデスやBMWだって一括払いで買えたのである。
しかし、あえてそうしなかったのである。
守行 どの車でも試乗できますよ。
一度乗ってみますか?
ごめんね~
小説スタイルで書いたから、まだ続きあるし。
>>27 訂正
早くて高性能な車なんかを→速くて高性能な車なんかを
これからずっと付き合っていく車……。
自分にとっての良きパートナー……。
車のイメージ……フェラーリを小さくして扱いやすいようにした車。
よくよく考えてみれば、カーマニアの父の影響で物心ついた時から、まりやにとっては車と言えばこんな形だった。
まりやは、一台の赤いスポーツタイプの車を見つけた。
『日産フェアレディZ Z34 カーマインレッド』だ。
余談ではあるが、現行モデルなので新車でも買える。
運転席側の窓から中を覗いてみると、明るいオレンジ色のシートが二つ付いている。
そして、後部座席はなかった。
守行 それはツーシーターなんですよ。
二人乗りでオートマですね。
このタイプの車はマニュアルミッションが多いんですけどね。
中古でオートマでこのモデルがいいなら、これは運がいいですよ。
まりやは、そっと丁寧に運転席側のドアを開けて乗り込んだ。
運転席というより、戦闘機のコックピットのようだし、何より車はこうでなくっちゃ!というまりやの気持ちにピッタリだった。
お値段250万……試乗してみて気に入ったら、即決で買うことに決めた。
守行 試乗されます?
花咲 はい。
まりやは頷いた。
守行は微笑んで、走ってキーを取りに行った。
中古品。
それは新品と対極の存在であり、豊かな現代の日本ではあまり好まれないものである。
他人の手垢や汚れがついた品物は、綺麗好きで潔癖な人々が多いこの国ではマイナスのイメージがあるらしい。
しかし、中古品であれば好きなだけ自分好みにカスタマイズするという楽しみもある。
それは新品にはない魅力だろう。
新品を買って腫れ物に触るように接するより、断然楽しめる。
もちろんその状態は千差万別で、実用に耐えないボロボロのものもあれば、オークションに出回ればかなりの高値になるものまで様々な状態のものが売られている。
花咲まりやは、どんな車にするかはもうすでに考えていた。
ペーパードライバーの割には。
看板を見て中古車販売店らしからぬ、変な店名だなと思った。
ただ、そこに描かれていたウサギの絵が可愛らしかったのがせめてものの救いかな。
何気なく車を眺めていると、営業マンと思われる若い男性がやってきた。
営業マン どういった車をお探しですか?
明るい高めの男声がまりやに問い掛ける。
花咲 速くて高性能な車なんかを……あの……できればオートマがいいのですが……高望みし過ぎかしら?
咄嗟にそう答えると、営業マンは微笑んだ。
営業マン それなら、いいのがありますよ。
申し遅れました。
守行(もりゆき)と申します。
と、自分の名刺を差し出した。
守行 いい店名でしょう、脱兎の如しに由来しているんですよ。
ラビット→ウサギ→脱兎、日産の旧名ダットサンの由来だ。
まりやは、慣れた手つきでその名刺を受取った。
守行 今はどんなお車に乗られているのですか?
花咲 免許を取ってから数年ペーパードライバーだったもので、車を買うのは初めてなんです。
守行は愛想よく頷いた。
実際の使用状況から言えば、ほとんど1人か2人で乗るので、一応どんな車でも選べるのである。
彼女の財力から言えば、メルセデスやBMWだって一括払いで買えたのである。
しかし、あえてそうしなかったのである。
守行 どの車でも試乗できますよ。
一度乗ってみますか?
これからずっと付き合っていく車……。
自分にとっての良きパートナー……。
車のイメージ……フェラーリを小さくして扱いやすいようにした車。
よくよく考えてみれば、カーマニアの父の影響で物心ついた時から、まりやにとっては車と言えばこんな形だった。
まりやは、一台の赤いスポーツタイプの車を見つけた。
『日産フェアレディZ Z34 カーマインレッド』だ。
余談ではあるが、現行モデルなので新車でも買える。
運転席側の窓から中を覗いてみると、明るいオレンジ色のシートが二つ付いている。
そして、後部座席はなかった。
守行 それはツーシーターなんですよ。
二人乗りでオートマですね。
このタイプの車はマニュアルミッションが多いんですけどね。
中古でオートマでこのモデルがいいなら、これは運がいいですよ。
まりやは、そっと丁寧に運転席側のドアを開けて乗り込んだ。
運転席というより、戦闘機のコックピットのようだし、何より車はこうでなくっちゃ!というまりやの気持ちにピッタリだった。
お値段250万……試乗してみて気に入ったら、即決で買うことに決めた。
守行 試乗されます?
花咲 はい。
まりやは頷いた。
守行は微笑んで、走ってキーを取りに行った。
花咲 あの……大丈夫ですかね?
守行 何か問題でも?
花咲 試乗したいと言っておいてなんですが、運転するのが不安になって来たんです。
守行 大丈夫ですよ。
教習所に通って、曲がりなりにも免許取ったんでしょう。
若い人でAT限定じゃない人って、珍しいですね。
まりやは守行と共に、路上へ出て行った。
守行 左へ出ましょう。
まりやは、不慣れなせいか手が滑って方向指示器をうまく出せなかった。
守行 この道路は、交通量が元々少ないですから多少遅くても大丈夫ですよ。
落ち着いて確実に操作してくださいね。
花咲 こうやって車を運転するのは、教習所の時以来ですからね。
まだ、勘を取り戻せていないとでも言うべき状態でしょうね。
車が途切れて、よし今のうち!とアクセルを踏むと、思った以上の速さで前に出た。
花咲 きゃっ!
慌ててブレーキを踏んだ。
守行は、まりやの運転にちょっとハラハラしたようだったが、無事に道へ出た。
その後安定した走りを続けているまりやにホッとした。
守行 この車の名前はご存知ですか?
花咲 フェアレディZですね。
守行 よく知っていますね。
車はお好きですか?
まりやは頷いた。
花咲 好きというか、父がカーマニアでランボルギーニを所有しているんですよ。
こういう形の車が、小さい時からの憧れだったんですよ。
守行は笑った。
守行 そうなんですね。
乗ってみてどうですか?
花咲 思ったよりトルクがありますし、それでいて運転しやすいです。
まりやは素直に答えた。
花咲 教習所の車は日産クルーだったんですよ。
ハンドルを切っても反応が遅いし、サスもふにゃふにゃで運転しづらかったけど、この車はハンドル切ってもすぐに反応するし、アクセルを踏み込んだらスッと加速するし、サスもかっちりしているし、全然違いますね。
守行 そうですか。
結構、日産とは縁があるのですね。
花咲 運転が楽しくなりそうですね。
守行 ご家族をたくさん乗せる必要がないのであれば、最高だと私は思いますよ。
花咲 確かにそうかもしれませんね。
そんな感じで、横浜市内を約一時間ほど走り、あっという間に元の販売店に戻って来た。
指示された位置に車を止めると、店の中に入るように促された。
まりやは、クラッチバッグから小切手を取り出し、額面に数字を書き出した。
280万円と書いて守行さんに渡した。
諸費用を入れても300万円以内に収まった。
無料サービスということで、ナビを付けてくれた。
ついでに、フッ素コーティングもサービスで実施してくれたらしい。
値引き交渉の時に余り粘らず、ほぼ即決で購入に至ったせいなのかもしれない。
まるで新車のように綺麗だ。
初めての車がこんなカッコいい車で、本当に良かった……。
嬉しい。
守行が事務所の中へ入るように促す。
何やら書類を取りに行ったようだ。
守行 こちらがキーです。
花咲 ありがとうございます。
まりやは、なんだかしんみりした。
守行 もし、何か気になることがあればいつでもご来店くださいね。
守行にキーを渡されて、まりやはそのキーを握りしめた。
そして、バックミラーに映っている、深々と頭を下げる守行の姿が小さくなっていった。
少し寂しさを感じた。
まりやは自宅へ向かって走ったのだった。
【終わり】
中古品。
それは新品と対極の存在であり、豊かな現代の日本ではあまり好まれないものである。
他人の手垢や汚れがついた品物は、綺麗好きで潔癖な人々が多いこの国ではマイナスのイメージがあるらしい。
しかし、中古品であれば好きなだけ自分好みにカスタマイズするという楽しみもある。
それは新品にはない魅力だろう。
新品を買って腫れ物に触るように接するより、断然楽しめる。
もちろんその状態は千差万別で、実用に耐えないボロボロのものもあれば、オークションに出回ればかなりの高値になるものまで様々な状態のものが売られている。
まりや(以下、セリフの部分は花咲と表記する)は、どんな車にするかはもうすでに考えていた。
ペーパードライバーの割には。
看板を見て中古車販売店らしからぬ、変な店名だなと思った。
ただ、そこに描かれていたウサギの絵が可愛らしかったのがせめてものの救いかな。
何気なく車を眺めていると、営業マンと思われる若い男性がやってきた。
営業マン どういった車をお探しですか?
明るい高めの男声がまりやに問い掛ける。
花咲 速くて高性能な車なんかを……あの……できればオートマがいいのですが……高望みし過ぎかしら?
咄嗟にそう答えると、営業マンは微笑んだ。
営業マン それなら、いいのがありますよ。
申し遅れました。
守行(もりゆき)と申します。
と、自分の名刺を差し出した。
守行 いい店名でしょう。
脱兎の如くに由来しているんですよ。
ラビット→ウサギ→脱兎、日産の旧名ダットサンの由来だ。
まりやは、慣れた手つきでその名刺を受取った。
守行 今はどんなお車に乗られているのですか?
花咲 免許を取ってから数年ペーパードライバーだったもので、車を買うのは初めてなんです。
守行は愛想よく頷いた。
実際の使用状況から言えば、ほとんど1人か2人で乗るので、一応どんな車でも選べるのである。
彼女の財力から言えば、メルセデスやBMWだって一括払いで買えたのである。
しかし、あえてそうしなかったのである。
守行 どの車でも試乗できますよ。
一度乗ってみますか?
これからずっと付き合っていく車……。
自分にとっての良きパートナー……。
車のイメージ……フェラーリを小さくして扱いやすいようにした車。
よくよく考えてみれば、カーマニアの父の影響で物心ついた時から、まりやにとっては車と言えばこんな形だった。
まりやは、一台の赤いスポーツタイプの車を見つけた。
『日産フェアレディZ Z34 カーマインレッド』だ。
余談ではあるが、現行モデルなので新車でも買える。
運転席側の窓から中を覗いてみると、明るいオレンジ色のシートが二つ付いている。
そして、後部座席はなかった。
守行 それはツーシーターなんですよ。
二人乗りでオートマですね。
このタイプの車はマニュアルミッションが多いんですけどね。
中古でオートマでこのモデルがいいなら、これは運がいいですよ。
まりやは、そっと丁寧に運転席側のドアを開けて乗り込んだ。
運転席というより、戦闘機のコックピットのようだし、何より車はこうでなくっちゃ!というまりやの気持ちにピッタリだった。
お値段250万……試乗してみて気に入ったら、即決で買うことに決めた。
守行 試乗されます?
花咲 はい。
まりやは頷いた。
守行は微笑んで、走ってキーを取りに行った。
花咲 あの……大丈夫ですかね?
守行 何か問題でも?
花咲 試乗したいと言っておいてなんですが、運転するのが不安になって来たんです。
守行 大丈夫ですよ。
教習所に通って、曲がりなりにも免許取ったんでしょう。
若い人でAT限定じゃない人って、珍しいですね。
まりやは守行と共に、路上へ出て行った。
守行 左へ出ましょう。
まりやは、不慣れなせいか手が滑って方向指示器をうまく出せなかった。
守行 この道路は、交通量が元々少ないですから多少遅くても大丈夫ですよ。
落ち着いて確実に操作してくださいね。
花咲 こうやって車を運転するのは、教習所の時以来ですからね。
まだ、勘を取り戻せていないとでも言うべき状態でしょうね。
車が途切れて、よし今のうち!とアクセルを踏むと、思った以上の速さで前に出た。
花咲 きゃっ!
慌ててブレーキを踏んだ。
守行は、まりやの運転にちょっとハラハラしたようだったが、無事に道へ出た。
その後安定した走りを続けているまりやにホッとした。
守行 この車の名前はご存知ですか?
花咲 フェアレディZですね。
守行 よく知っていますね。
車はお好きですか?
まりやは頷いた。
花咲 好きというか、父がカーマニアでランボルギーニを所有しているんですよ。
こういう形の車が、小さい時からの憧れだったんですよ。
守行は笑った。
守行 そうなんですね。
乗ってみてどうですか?
花咲 思ったよりトルクがありますし、それでいて運転しやすいです。
まりやは素直に答えた。
花咲 教習所の車は日産クルーだったんですよ。
ハンドルを切っても反応が遅いし、サスもふにゃふにゃで運転しづらかったけど、この車はハンドル切ってもすぐに反応するし、アクセルを踏み込んだらスッと加速するし、サスもかっちりしているし、全然違いますね。
守行 そうですか。
結構、日産とは縁があるんですね。
花咲 運転が楽しくなりそうですね。
守行 ご家族をたくさん乗せる必要がないのであれば、最高だと私は思いますよ。
花咲 確かにそうかもしれませんね。
そんな感じで、横浜市内を約一時間ほど走り、あっという間に元の販売店に戻って来た。
指示された位置に車を止めると、店の中に入るように促された。
まりやは、クラッチバッグから小切手を取り出し、額面に数字を書き出した。
280万円と書いて守行さんに渡した。
諸費用を入れても300万円以内に収まった。
無料サービスということで、ナビを付けてくれた。
ついでに、フッ素コーティングもサービスで実施してくれたらしい。
値引き交渉の時に余り粘らず、ほぼ即決で購入に至ったせいなのかもしれない。
まるで新車のように綺麗だ。
初めての車がこんなカッコいい車で、本当に良かった……。
嬉しい。
守行が事務所の中へ入るように促す。
何やら書類を取りに行ったようだ。
守行 こちらがキーです。
花咲 ありがとうございます。
まりやは、なんだかしんみりした。
守行 もし、何か気になることがあればいつでもご来店くださいね。
守行にキーを渡されて、まりやはそのキーを握りしめた。
そして、バックミラーに映っている、深々と頭を下げる守行の姿が小さくなっていった。
少し寂しさを感じた。
まりやは自宅へ向かって走ったのだった。
【終わり】
>>44
>無料サービスということで、ナビを付けてくれた。→矛盾するので削除
このモデルのZはナビ標準装備だったな(笑)
>ついでに、フッ素コーティングもサービスで実施してくれたらしい。
↓
フッ素コーティングも無料サービスで実施してくれたらしい。
お薬出しておきますねAA→以降NG処理な
>ついでに、フッ素コーティングもサービスで実施してくれたらしい。
↓
フッ素コーティングも無料サービスで実施してくれたらしい。
↓
何でも、フッ素コーティングをサービスで実施してくれたらしい。
俺がNG処理するだけ
お前には関係のない話、それだけ
↓
中古品。
それは新品と対極の存在であり、豊かな現代の日本ではあまり好まれないものである。
他人の手垢や汚れがついた品物は、綺麗好きで潔癖な人々が多いこの国ではマイナスのイメージがあるらしい。
しかし、中古品であれば好きなだけ自分好みにカスタマイズするという楽しみもある。
それは新品にはない魅力だろう。
新品を買って腫れ物に触るように接するより、断然楽しめる。
もちろんその状態は千差万別で、実用に耐えないボロボロのものもあれば、オークションに出回ればかなりの高値になるものまで様々な状態のものが売られている。
まりや(以下、セリフの部分は花咲と表記する)は、どんな車にするかはもうすでに考えていた。
ペーパードライバーの割には。
看板を見て中古車販売店らしからぬ、変な店名だなと思った。
ただ、そこに描かれていたウサギの絵が可愛らしかったのがせめてものの救いかな。
何気なく車を眺めていると、営業マンと思われる若い男性がやってきた。
営業マン どういった車をお探しですか?
明るい高めの男声がまりやに問い掛ける。
花咲 速くて高性能な車なんかを……あの……できればオートマがいいのですが……高望みし過ぎかしら?
咄嗟にそう答えると、営業マンは微笑んだ。
営業マン それなら、いいのがありますよ。
申し遅れました。
守行(もりゆき)と申します。
と、自分の名刺を差し出した。
守行 いい店名でしょう。
脱兎の如くに由来しているんですよ。
ラビット→ウサギ→脱兎、日産の旧名ダットサンの由来だ。
まりやは、慣れた手つきでその名刺を受取った。
守行 今はどんなお車に乗られているのですか?
花咲 免許を取ってから数年ペーパードライバーだったもので、車を買うのは初めてなんです。
守行は愛想よく頷いた。
実際の使用状況から言えば、ほとんど1人か2人で乗るので、一応どんな車でも選べるのである。
彼女の財力から言えば、メルセデスやBMWだって一括払いで買えたのである。
しかし、あえてそうしなかったのである。
守行 どの車でも試乗できますよ。
一度乗ってみますか?
これからずっと付き合っていく車……。
自分にとっての良きパートナー……。
車のイメージ……フェラーリを小さくして扱いやすいようにした車。
よくよく考えてみれば、カーマニアの父の影響で物心ついた時から、まりやにとっては車と言えばこんな形だった。
まりやは、一台の赤いスポーツタイプの車を見つけた。
『日産フェアレディZ Z34 カーマインレッド』だ。
余談ではあるが、現行モデルなので新車でも買える。
運転席側の窓から中を覗いてみると、明るいオレンジ色のシートが二つ付いている。
そして、後部座席はなかった。
守行 それはツーシーターなんですよ。
二人乗りでオートマですね。
このタイプの車はマニュアルミッションが多いんですけどね。
中古でオートマでこのモデルがいいなら、これは運がいいですよ。
まりやは、そっと丁寧に運転席側のドアを開けて乗り込んだ。
運転席というより、戦闘機のコックピットのようだし、何より車はこうでなくっちゃ!というまりやの気持ちにピッタリだった。
お値段250万……試乗してみて気に入ったら、即決で買うことに決めた。
守行 試乗されます?
花咲 はい。
まりやは頷いた。
守行は微笑んで、走ってキーを取りに行った。
花咲 あの……大丈夫ですかね?
守行 何か問題でも?
花咲 試乗したいと言っておいてなんですが、運転するのが不安になって来たんです。
守行 大丈夫ですよ。
教習所に通って、曲がりなりにも免許取ったんでしょう。
若い人でAT限定じゃない人って、珍しいですね。
まりやは守行と共に、路上へ出て行った。
守行 左へ出ましょう。
まりやは、不慣れなせいか手が滑って方向指示器をうまく出せなかった。
守行 この道路は、交通量が元々少ないですから多少遅くても大丈夫ですよ。
落ち着いて確実に操作してくださいね。
花咲 こうやって車を運転するのは、教習所の時以来ですからね。
まだ、勘を取り戻せていないとでも言うべき状態でしょうね。
車が途切れて、よし今のうち!とアクセルを踏むと、思った以上の速さで前に出た。
花咲 きゃっ!
慌ててブレーキを踏んだ。
守行は、まりやの運転にちょっとハラハラしたようだったが、無事に道へ出た。
その後安定した走りを続けているまりやにホッとした。
守行 この車の名前はご存知ですか?
花咲 フェアレディZですね。
守行 よく知っていますね。
車はお好きですか?
まりやは頷いた。
花咲 好きというか、父がカーマニアでランボルギーニを所有しているんですよ。
こういう形の車が、小さい時からの憧れだったんですよ。
守行は笑った。
守行 そうなんですね。
乗ってみてどうですか?
花咲 思ったよりトルクがありますし、それでいて運転しやすいです。
まりやは素直に答えた。
花咲 教習所の車は日産クルーだったんですよ。
ハンドルを切っても反応が遅いし、サスもふにゃふにゃで運転しづらかったけど、この車はハンドル切ってもすぐに反応するし、アクセルを踏み込んだらスッと加速するし、サスもかっちりしているし、全然違いますね。
守行 そうですか。
結構、日産とは縁があるんですね。
花咲 運転が楽しくなりそうですね。
守行 ご家族をたくさん乗せる必要がないのであれば、最高だと私は思いますよ。
花咲 確かにそうかもしれませんね。
そんな感じで、横浜市内を約一時間ほど走り、あっという間に元の販売店に戻って来た。
指示された位置に車を止めると、店の中に入るように促された。
まりやは、クラッチバッグから小切手を取り出し、額面に数字を書き出した。
280万円と書いて守行さんに渡した。
諸費用を入れても300万円以内に収まった。
何でも、フッ素コーティングをサービスで実施してくれたらしい。
値引き交渉の時に余り粘らず、ほぼ即決で購入に至ったせいなのかもしれない。
まるで新車のように綺麗だ。
初めての車がこんなカッコいい車で、本当に良かった……。
嬉しい。
守行が事務所の中へ入るように促す。
何やら書類を取りに行ったようだ。
守行 こちらがキーです。
花咲 ありがとうございます。
まりやは、なんだかしんみりした。
守行 もし、何か気になることがあればいつでもご来店くださいね。
守行にキーを渡されて、まりやはそのキーを握りしめた。
そして、バックミラーに映っている、深々と頭を下げる守行の姿が小さくなっていった。
少し寂しさを感じた。
まりやは自宅へ向かって走ったのだった。
【終わり】
ネットではスルーが吉なのは、分かっていると思う
しかし、言い返すべきはちゃんと言い返した方がいい
黙っていたら、舐められる
http://newsroom.toyota.co.jp/jp/corolla50th/story/my_corolla_story06/
セラトゥライさんは、2001年式カローラで100万キロも走行するとは思いもよらなかったそうだ。
走行距離が50万キロに到達したとき、「あと10万キロは走ろう」と決意したが、
その目標に到達した後も、タイヤ交換以外に何もしなくても、問題なくカローラは走り続けた。
●カローラには”廃車”という概念が存在しないの知ってる?
https://yusyutsusyakaitori.com/corolla-haisya/
●トヨタ プリウス100万キロ走行(海外)
https://response.jp/article/2013/12/27/213890.html
●プリウス60万km走破(国内)
https://www.youtube.com/watch?v=3EgvN9HU0_E
●プリウス 35万キロ走行(国内)
https://www.mokusei-kukan.com/shiratori-blog/30km/
●日本車は何万キロ乗れるのか? 海外「160万キロは楽勝だろ!」
http://blog.livedoor.jp/zzcj/archives/51928877.html
●アメリカ特殊作戦軍がトヨタのランドクルーザーとハイラックスを導入
http://sow.blog.jp/archives/1059788245.html
https://www.dailymotion.com/video/xldhou
映像はイギリスの公共放送局BBCの人気番組、「Top Gear」で放送されたもので、
トヨタのハイラックスの耐久性が無茶苦茶とも言える方法で検証されています。
階段を走る、木に思い切りぶつける、海中に5時間沈める、プレハブに突っ込む、
キャンピングカーを上から落とす、解体用の鉄球をぶつける、そして燃やすなど、
上記の通り番組の検証方法はとにかく無茶苦茶。
しかしそれでもハイラックスは壊れず、エンジンも普通にかかり、
映像の最後には自走でスタジオに登場。観客から大喝采で迎えられます。
トヨタの自動車の頑丈さがよく分かるこの映像に、
外国人から様々な反応が寄せられていました。
■この動画を観てから、トヨタに対する信頼がうなぎ登りだぜ。アメリカ
■やっぱり日本車が最強でしたか。イギリス
■トヨタ車ってのはな、壊そうと思っても壊れるもんじゃないんだよ。ポルトガル
■トヨタ車のオーナーであることを誇りに思うぜベイビー。アメリカ
■俺はまったく驚かん。トヨタ車ならこれくらい当然だから。アメリカ
■「日本車」って、信頼性の代名詞みたいなモンだもんね。インドネシア
■この車に似た88年製のトヨタ車に乗ってるよ。
43万キロ以上走ってる……。最高の相棒だ。アメリカ
■俺の92年製のトヨタ・カムリなんか70万キロ以上走ってるぞ。
しかも買った当時のヘッドガスケットのまま。
このハイラックスより普通に凄いだろ?アメリカ
http://images.uncyc.org/ja/4/4b/1170429885.jpg
●朽ち果てる寸前でも、なお走り続けるカローラ
http://img.xcitefun.net/users/2009/05/74254,xcitefun-toyota-die-03.jpg
http://img.xcitefun.net/users/2009/05/74252,xcitefun-toyota-die-05.jpg
●カローラには”廃車”という概念が存在しないの知ってる?
https://yusyutsusyakaitori.com/corolla-haisya/
●トヨタ・カローラ
http://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E3%88%E3%A8%E3%BF%E3%BB%E3%AB%E3%AD%E3%BC%E3%A9
カローラは、トヨタ自動車が誇る世界で最も頑丈とされるファミリーカーである。
四輪車のスーパーカブといわれる。
https://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1513527900/57-62
架空の結婚式場を作るスレ
V
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|::( 6 ー─◎─◎ ) q -´ 二 ヽ | はぁ?
|ノ (∵∴ ( o o)∴) ノ_ ー | |
/| < ∵ 3 ∵> \. ̄` | /
::::::\ ヽ ノ\ O===== |
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ついでにこっちに喧嘩売る精神見習え
念のためにのせておきます
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