北米の車生産、トヨタが先陣 労組抵抗で米3社は慎重

【ニューヨーク=中山修志】トヨタ自動車が5月4日から北米で自動車生産を全面再開することを決めた。ホンダ日産自動車など他の日系各社も順次再開に向けた準備を進めている。一方、ゼネラル・モーターズ(GM)など米大手は労働組合が新型コロナウイルスの感染リスクを理由に早期再開に難色を示している。連邦政府からの給付金で休業中のほうが収入が増える従業員も多く、安全対策と労働力の確保が課題となる。

トヨタは5月4日以降、米国、メキシコ、カナダの完成車8工場と部品6工場を一斉に立ち上げる。従業員約3万2000人を業務に戻す。ホンダは一部の工場を除き、予定を1週間遅らせて11日から再開する。日産も5月半ばの再開をめざす。

一方、GMとフォード・モーター、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の米3社は現時点で明確な再開の時期を示していない。各社とも5月上旬の再開をめざしているが、各社の従業員が加盟する全米自動車労組(UAW)が抵抗している。

引用元:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58467750U0A420C2EA5000/

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病気か経済か…難しい判断です。